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プレシーズンマッチ、そして開幕戦

8月、晴れてプレミアリーグ、ニューキャッスルと契約した僕は、さっそくイギリスに渡りプレシーズンマッチに参加した。

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ニューキャッスルのフォーメーションは司令塔を置かない、イングランドスタイルの4-4-2。僕はトップより少し下がり目のセカンドトップとしてスタメンで出場した。

僕は、グラウンドを走り回った。右へ左へ。

フリーになればすかさず手を挙げてパスを要求した。

だけど…。

全くパスがこない。

当然と言えば当然だ。英語もろくにしゃべれないアジアから来た得体の知れない若僧が簡単に信用されるほど、世の中甘くない。

それでも僕はへこたれない。そんなことはここに来る前から予想できたことだ。なんとかパスをもらおうとフリーになるように必死に走りどんどん手を挙げてアピールした。

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でも結局この日は何も出来なかった…。

次の週のプレシーズンマッチも特に目立った活躍をすることは出来なかった。

明日からはいよいよプレミアリーグ開幕だ。僕は本当にこの先、やっていけるのか…。開幕前から僕は少し自信をなくしていた…。


その日の練習を終えて、ロッカールームから出ると大慌てでシュケルツさんがやってきた。

WINNING ELEVEN 2011 ビカムアレジェンド プレイ日記「ユー!!あした、スタメンだよ!!」

ぼくは何を言われてるのか分からなかった…。
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プレミアリーグデビュー

マンチェスターシティとの開幕戦、僕はいきなりスタメンに抜擢された。

背番号は13番。プレシーズンマッチの時と同様、僕は2トップの下がり目の位置でプレーした。

はっきりいって試合のことはなにも覚えていない。緊張で体が全く動かなかった。監督の指示も全く頭に入っていなかった。(というか早口の英語が全く聞き取れなかった…。)

気がついたら選手交代のボードに13の文字…。あっというまに終わってしまった…。しかもイエローカードのおまけつき…。

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僕は痙攣した足を引きずり、ロッカールームに引き上げた。すると試合終了後、ソル・キャンベルキャプテンが話しかけてきた。

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英語を覚えたての僕はすべて聞き取れなかったが、

「お前はまだチームに入ったばっかりで、まだまだ俺たちのことを知らないし、俺たちもお前のことをよく知らない。もっとコミュニケーションをとってお互い理解し合おう。
みたいなことを言われた気がする。

僕はおどおどしながら「オ、オーケー。」と言った。

すると彼は笑顔でシャワールームに去っていった。

なっ、なんていい人なんだ。
よーし!今日はなにも出来なかったけど、来週はがんばるぞ!




待望の初ゴール

開幕戦でプレミアデビューを飾った僕は第2戦もスタメンで出場したが、またしても結果を出せなかった…。

第3戦はアーセナルとの試合。早くもビック4の一角との対戦。この日も僕はスタメンで起用された。僕はとにかく結果が欲しかった。FWにとっての結果、それは間違いなくゴールだ。

試合開始早々、相手に1点を決められたが、前半30分、2トップでコンビを組む、アメオビとのワンツーで抜け出して、シュート!

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プレミアリーグ初ゴーーーーール!!


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移籍してようやく初ゴールを決めた!しかも相手はアーセナル。これで同点に追いついた。

そして後半…。アメオビのドリブル突破が相手に止められ、こぼれ球が僕の足もとに。僕は迷いなく、ダイレクトで左足を振り抜き、逆転ゴールを決めた。

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僕は後半60分過ぎに、シスコと交代した。スタンドは、今日2得点の名もなきアジア人に拍手を送ってくれた。ベンチでは、ヒュートン監督が僕を抱きしめてくれた。

試合はその後、ファンペルシーのゴールで同点とされ結局引き分けで終了した。惜しくも勝つことは出来なかったが、僕にとっては忘れられない試合になった。

その夜、シュケルツさんが、初ゴールのお祝いにと、僕を食事に誘ってくれた。

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僕がこっちで気兼ねなく話せる相手はまだ彼しかいない。そんな僕への彼の気遣いが、とても嬉しかった。とにかく僕は、ようやくこのイングランドの地でプロ選手としてスタートラインを切った気がした。




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