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失意の渡独

8月、プロ3年目を迎え、19歳になった僕はドイツのフランクフルト空港にいた。

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本当ならニューカッスルで新シーズンに向けての準備を進めているはずなのに、僕はクラブから契約の延長を断られてしまった…。
僕は、直接クラブと契約交渉することは出来ないため、クラブの事務のおしゃべりのおばちゃんから密かに話を聞いた。どうやら原因はあのシュケルツのおやじらしい…。

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昨年の成績とアジアカップでの活躍で、僕に対していくつかのオファーが来ていたそうだ。市場評価額もけっこう上がっていたらしい。でも僕が来季もニューカッスルでのプレイを希望していたのをいいことに、あのおやじは調子に乗ってクラブに対して市場評価額の何倍もの値段をふっかけた…。

blog_import_4ce17a2cd28c8.jpg「この値段が払えないなら、未来のスターはこのクラブを離れることになるぞ」と。

その傍若無人な代理人の振る舞いに、クラブが出した答えは「だったらとっとと移籍しろ」だったそうだ…。


…。


あのタヌキオヤジ~。


かんべんしてほしい…。昨シーズン、全試合にスタメンで出場しリーグ2位という、クラブ史上トップタイの成績を残しシーズンオフのアジアカップでは優勝、そして大会MVPまで受賞した僕が3年目にしてまさかのサッカー浪人になるところだった。
僕は大急ぎで移籍先を探した。そして、現時点でオファーのあったいくつかのクラブから、僕はドイツ ブンデスリーガのVfLヴォルフスブルクに移籍することを決めた。

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もう2年前の右も左も分からなかったあの頃とは違う。ヴォルフスブルグで住む家も、ドイツ行きのチケットも全部自分で手配した。
それ以来、あのおやじblog_import_4ce17a2c772f0.jpgとは会っていない。何度か電話があったが、無視した。

インテルからのオファーを蹴ったこと、後悔はして…いない…。


ニューカッスルでの成績


年齢 17-18
在籍期間 2010-2012
試合数 55
出場時間 3707
平均評価点 6.5
ゴール数 20
アシスト数 21
平均守備評価点 6.4
ファン獲得数 234


ご注意 : ドイツ ブンデスリーガはEDITモードを使用して作成したリーグです。
WE2011のデフォルト状態ではブンデスリーガは収録されていません。
あらかじめご了承ください。

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ヴォルフスブルクに決めたワケ

僕はフランクフルト空港から、ヴォルフスブルク行きの列車に乗った。ここからどうやら3時間ほどかかるらしい。

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ニューカッスルを離れることになってクラブのみんなはとても驚いていた。みんな最年少の僕のことを弟のようにかわいがってくれていたので、僕もとても寂しかった。
昨日の夜はみんながPUBに連れて行ってくれた。未成年の僕は飲めないのでfish&chipsをたらふく食べながらシュケルツのおやじの文句をぶつぶつとたれていた。
するとキャンベルさんが僕に自分の移籍のことを話してくれた。昔、スパーズからノースロンドンのライバルであるアーセナルに移籍したこと。移籍するのはプロなら当然のことだと僕に言い聞かせてくれた。彼は最初から最後まで頼れる兄貴だった。

今日の朝はハーパーさんが車で空港まで送ってくれた。空港で別れるとき、俺たちが今季チャンピオンズリーグに出られるのは間違いなくお前のおかげだ。いつかヨーロッパの舞台で会おうと励ましてくれた。

ニューカッスルを離れるのは正直悲しかった。自分だけ取り残されたような気分になった。

そんな僕は次の移籍先をドイツのVfLヴォルフスブルクに決めた。

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08-09シーズンを制したこともある強豪だ。移籍先を決めるとき、決め手のひとつは優勝争いが出来るチームかどうかだった。
そしてヴォルフスブルクは、僕を高く評価してくれた。アジアカップの影響もあったのだろうが、提示された年棒は、インテルからのオファーの2倍近かった。

さらにブンデスリーガは昔から多くの日本人選手が活躍している、日本でもなじみの深いリーグだ。ヴォルフスブルクにも2人の日本人選手が在籍している。一人はチームの心臓として欠かせない存在になっている長谷部さん。アジアカップでも一緒に戦った彼は、今ではキャプテンマークも付ける、チームの中心だ。
もう一人はおととし、ボルシアドルトムントでブンデスリーガに衝撃をもたらした香川さん。彼は一年でドルトムントに別れを告げ、昨シーズンからヴォルフスブルクに在籍している。この2人の存在も移籍を決めるひとつの要因になった。

窓の外を見ると、ヴォルフスブルクのスポンサーでもある、フォルクスワーゲンの工場が見えた。

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ヴォルフスブルクの駅は近いみたいだ。

駅に着くと、長谷部さんと香川さんがわざわざ僕を迎えに来てくれた。2人ともまさかヴォルフスブルクに僕が移籍するとは思っていなかったようで、とても驚いていたけれど、笑顔で僕を迎えてくれた。

そうだ。もう新しい戦いは始まっているんだ。今の僕が出来ることは、このドイツの地で、精一杯プレーすることだけだ。

カバンの中でケータイが鳴っていた。シュケルツさんだったから無視しておこう。


ついにブンデスリーガが開幕

ついに新天地でのリーグ開幕戦を迎えた。僕はチームの合流が遅れたこともあり、チームの方針でプレシーズンマッチの出場は見送られ、ブンデスリーガ開幕戦のブレーメン戦が初出場になった。

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背番号は8番をもらった。初めてひと桁の番号をつけることになった。

僕は右OMFの位置で先発出場した。中盤の底にはキャプテンの長谷部さん、僕と2シャドウのコンビを組むのは香川さんだ。
正直まだまだチームメイトとの連携はとれていない。それでも僕は手を上げてパスを要求し、積極的に中盤の構成に参加した。

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そのおかげか、中盤のポゼッションで相手を圧倒し僕は後半60分にブンデスリーガ初アシストを記録した!

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試合も2-1で勝利し、僕たちは幸先のいいスタートを切ることが出来た。

試合終了後、長谷部さんが僕に話しかけてきた。

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「最近調子も良さそうだな。監督もお前に期待してるみたいだ。自分のプレーに集中してこのままの調子でがんばってくれ。」

はい。がんばります。




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